小林旭 ゴールデン☆ベスト

小林旭 小林旭 ゴールデン☆ベスト歌詞
1.熱き心に

作詞:阿久悠
作曲:大瀧詠一

北国の旅の空
流れる雲はるか
時に 人恋しく

くちびるに ふれもせず
別れた女(ひと)いずこ
胸は 焦(こ)がれるまま

熱き心に 時よもどれ
なつかしい想い つれてもどれよ

あゝ 春には花咲く日が
あゝ 夏には星降る日が
夢を誘う
愛を語る

熱き心に きみを重ね
夜の更(ふ)けるままに 想いつのらせ

あゝ 秋には色づく日が
あゝ 冬には真白な日が
胸を叩く
歌を歌う 歌を

オーロラの空の下
夢追い人 ひとり
風の姿に似て

熱き心 きみに


2.北帰行

作詞:宇田博
作曲:宇田博

窓は 夜露に濡れて
都 すでに遠のく
北へ帰る 旅人ひとり
涙 流れてやまず

夢は むなしく消えて
今日も 闇をさすろう
遠き想い はかなき希望
恩愛 我を去りぬ

今は 黙して行かん
なにを 又語るべき
さらば祖国 愛しき人よ
明日は いずこの町か
明日は いずこの町か


3.北へ

作詞:石坂まさを
作曲:叶弦大

名もない港に 桃の花は咲けど
旅の町には やすらぎはないさ
お前と別れた むなしさ抱いて
俺は明日もまた 北へ流れる

お前のやさしさ 酒に浮かべひとり
遠い霧笛に あの夜をさがす
愛していりゃこそ つれなくしたが
今もこの胸で ゆれるほゝえみ

男は振り向き 暗い空を見上げ
つけた煙草に ふるさとを想う
真冬の浜辺に 傷あと埋め
夢はあきらめて 北へ流れる


4.惜別の唄

作詞:島崎藤村
作曲:藤江英輔

遠き別れに たえかねて
この高殿に 登るかな
悲しむなかれ 我が友よ
旅の衣を ととのえよ

別れといえば 昔より
この人の世の 常なるを
流るる水を 眺むれば
夢恥かしき 涙かな

君がさやけき 瞳のいろも
君紅の 唇も
君が緑の 黒髪も
まだいつか見ん この別れ


5.ゴンドラの唄


6.ついて来るかい

作詞:遠藤実
作曲:遠藤実

ついて来るかい 何も聞かないで
ついて来るかい 過去のある僕に
君を愛していればこそ
生まれ変われた僕なのさ
ついて来るかい 涙をわけあい
ついて来るかい 僕を信じて

ついて来るかい 噂気にせずに
ついて来るかい 悲しみの僕に
身体の弱い君なのに
苦労をかけてすまないね
ついて来るかい 何も持たない僕に
ついて来るかい しあわせ求めて

なんでそんなにかわいい瞳で
僕をみつめて泣かすのさ
ついて来るかい あしたからふたり
ついて来るかい どこまでもふたり


7.昔の名前で出ています

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

京都にいるときゃ
忍と呼ばれたの
神戸じゃ渚と名乗ったの
横浜(ハマ)の酒場に 戻ったその日から
あなたがさがして
くれるのを待つわ
昔の名前で出ています

忘れたことなど
一度もなかったわ
いろんな男を 知るたびに
いつもこの胸 かすめる面影の
あなたを信じて ここまできたわ
昔の名前で出ています

あなたの似顔を
ボトルに書きました
ひろみの命と 書きました
流れ女の さいごの止まり木に
あなたが止まって
くれるのを待つわ
昔の名前で出ています


8.ごめんね

作詞:遠藤実
作曲:遠藤実

ごめんね ごめんね
幸福あげずに
ごめんね ごめんね
君を泣かせて
俺も 俺も 生命を賭けてはいるけど
花は咲かない 花は咲かない
ほんとうに ごめんね

馬鹿だな 馬鹿だな
俺は生れつき
馬鹿だよ 馬鹿だよ
夢をこわして
嘘が 嘘が 言えずり遠回りして
苦労をかけるね 苦労をかけるね
ほんとうに ごめんね

ごめんね ごめんね
君の寝顔に
ごめんね ごめんね
君の心に
夜の 夜の 酒場でつらいだろうな
酒にやつれて 酒にやつれて
ほんとうに ごめんね


9.純子

作詞:遠藤実
作曲:遠藤実

遊び上手なやつに
だまされていると 聞いた
噂だけだね 純子
純子 僕は淋しい

いつか目ざめた朝は
そばに可愛く いたね
ふるえながらも 純子
純子 愛をくれたね

離ればなれで いても
忘れはいないよ 僕は
負けちゃいけない 純子
純子 待ってておくれ

風は話をつくる
だから噂は きかない
信じているのさ 純子
純子 便りをおくれ


10.もう一度一から出なおします

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

雨の長崎を あとにしたときは
夜の尾道で 降りるはずでした
あなたを奪った あのひとの
笑顔を見るのが つらいから
遠くで暮らすのよ
あき子はもう一度 一から出なおします

恋のくるしみを 逃れたいために
もえたふりをして 心汚したの
伊勢佐木あたりで 酔いしれて
あなたにもらった 首飾り
ちぎってなげすてて
あき子はもう一度 一から出なおします

舟で函館へ 着いたあの夜は
雪が降っていた 年の暮れでした
釧路の街まで 追いかけて
おまえをさがして いたんだと
口説いてもらえたら
あき子はもう一度 一から出なおします


11.水たまり

作詞:高田ひろお
作曲:杉本真人

(セリフ)また胸ん中に水たまりができちまった
夜になると想い出が ピチャンと跳ねて
この胸があいつを恋しがるんだ
男ってのは淋しがり屋なんだね

おまえは可憐な 俺の花
誰も汚せぬ 指させぬ
泣けば三日も目を腫らし
泣かせた過去をせめている
水たまり 水たまり
おまえの夢が揺れる夜

夜更けに小石を蹴るたびに
すこし淋しい 水の音
胸におまえの ほほえみが
浮かんで消えて また浮かぶ
水たまり 水たまり
飛び越えながら 想う夜

(セリフ)ふと立ち停まると 自分の影がやけに淋しそうでさぁ
また あいつのところへ もどりたくなるんだ

さよなら言ったら くちびるに
黒髪 噛んで ふるえてた
傘に かくれて 駆けけだせば
小雨の街で 泣いていた
水たまり 水たまり
別れの顔が 浮かぶ夜


12.さすらいの道

作詞:伊藤アキラ
作曲:森田公一

男は背中に 顔がある
すぎた昔を みつめてる
いくら口では 笑っても
忘れきれない 人がいる
ヒュー ヒュー ヒュル ヒュル
さすらいの道

何を好んで 家をすて
誰が好んで 旅に出る
やっとみつけた 灯も
風がたちまち 消しに来る
ヒュー ヒュー ヒュル ヒュル
さすらいの道

どこかで女の 声がする
別れたあいつに 良く似てる
俺のことかと 振り向けば
風がむなしく 吹くばかり
ヒュー ヒュー ヒュル ヒュル
さすらいの道

真赤な夕日の 荒野にも
俺がのぞんだ 花はなく
峠越えれば そのはてに
見知らぬ山が また続く
ヒュー ヒュー ヒュル ヒュル
さすらいの道


13.オロロン慕情

作詞:遠藤実
作曲:遠藤実

俺と一緒に泣いた娘が死んだよ……
網走尋ねたひとり旅
ふたりでいつか来たあのときも
オロロンバイ オロロンバイ
鴉が啼いてた……

俺と一緒に笑う娘が死んだよ……
男にだまされ苦労して
面影抱いても凍ってしまう
オロロンバイ オロロンバイ
オホーツクの海……

俺と一緒に遊ぶ娘が死んだよ……
網走おもいで すさぶ風
今度はながい命をもらい
オロロンバイ オロロンバイ
生まれておいでよ……


14.青春挽歌


15.ハーモニカの歌


16.アキラのさらばシベリア鉄道

作詞:松本隆
作曲:大瀧詠一

哀しみの裏側に何があるの?
涙さえも氷りつく白い氷原
誰でも心に冬を
かくしてると言うけど
あなた以上冷やかな人はいない

君の手紙読み終えて切手を見た
スタンプにはロシア語の小さな文字
独りで決めた別れを
責める言葉捜して
不意に北の空を追う

伝えておくれ
十二月の旅人よ
いついついつまでも待っていると

この線路の向こうに何があるの?
雪に迷うトナカイの哀しい瞳
答えを出さない人に
連いてゆくのに疲れて
行き先さえ無い明日に飛び乗ったの

ぼくは照れて愛という言葉が言えず
君は近視まなざしを読みとれない
疑うことを覚えて
人は生きてゆくなら
不意に愛の意味を知る

伝えておくれ
十二月の旅人よ
いついついつまでも待っていると


17.自動車ショー歌

作詞:星野哲郎
作曲:叶弦大

あの娘をペットにしたくって
ニッサンするのは パッカード
骨のずいまで シボレーで
あとでひじてつ クラウンさ
ジャガジャガのむのも フォドフォドに
ここらで止めても いいコロナ

ビュックリするほど タウナスで
おまけに心臓が デボネアで
おやマアキュリーな 人だこと
てなてなおだてに すぐルノー
オペルオペルは もうお止し
あんまりコルトじゃ 身がもたぬ

あなたは私の ブルバード
ミンクス買うよの 約束を
キャロルと忘れて ダットさん
こんど逢ったら コンテッサ
とっちめちゃおうと マツダけど
逢えばやっぱり オースチン

ベンツにグロリア ねころんで
ベレットするなよ ヒルマンから
それでは試験に クライスラー
鐘がなるなる リンカーンと
ワーゲンうちだよ 色恋を
忘れて勉強を セドリック


18.恋の山手線

作詞:小島貞二
作曲:浜口庫之助

上野オフィスのかわいい娘
声は鴬 谷わたり
日暮里笑ったあのえくぼ
田端ないなア好きだなア
駒込したことア ぬきにして
グッと巣鴨がイカすなア

始め大塚びっくりに
デートさそいに池袋
ところが男が目白押し
そこを何とか連れ出して
高田のバーで酔ったとき
胸の新宿 うちあけた
あぁ ああ恋の山手線

代々木泣くのはおよしなさい
原宿ならば食べなさい
渋谷顔などいやですわ
顔は恵比寿にかぎります
目黒のさしみか天ぷらで
あたし五反田いただくわ

きょうはあなたの月給日
まず大崎は買いものよ
どの品川がいいかしら
田町が 宙に浮くようね
無理な新橋かけないわ
うんと有楽町だいな
あぁ ああ恋の山手線

素ッ東京なことばかり
何だ神田のむだづかい
ボクはいささか秋葉原
御徒な恋だといわれても
山手花咲く日も近い
青くホームに灯がゆれる
あぁ ああ恋の山手線


19.アキラのダンチョネ節

作詞:西沢爽
作曲:遠藤実

逢いはせなんだか 小島の鴎
可愛いあの娘の 泣き顔に
いやだ やだやだ
別れちゃやだと
いまも 聞こえるサ
この胸に ダンチョネ

赤い椿が ほろりと散った
旅のお方の 恋しさに
沖の 瀬の背で
どんと打つ波は
なぜに 出船をサ
押し戻す ダンチョネ

別れ風だよ やませの風だ
俺をうらむな 風うらめ
忘れまいぞと あとふりむいて
ダンチョ うたえばサ
また涙 ダンチョネ


20.アキラのズンドコ節

作詞:西沢爽
作曲:不詳

街のみんながふりかえる 青い夜風もふりかえる
君と僕とを振り返る そんな気がする恋の夜
散歩しようか踊ろうか 一緒に言いましょアイラブユー
グットナイトと二人に ウインクしている街灯り

グラス並べてもう一度 君の笑顔をもう一度
僕に送れよもう一度 とても命が燃える夜
一年前には知らなんだ 半年前にも知らなんだ
若い二人がいつの間に こんなになるとは知らなんだ

街の夜更けをたゞひとり 君と別れてたゞひとり
恋のせつなさたゞひとり だいて戻れば 星がふる
今夜もあの娘を 夢で見る 逢いたい見たいと 夢で見る
夢を見なけりゃ なんで見る 見るまで一日寝て暮らす